2011.06.15 Wednesday 00:00
 おにぎり@栃木県下都賀郡です。今回は前回に引き続き『落幡ってどんな場所ですか?』をお送りいたします。

 前回、落幡という地名の由来を伝える説話を二つ紹介しましたが今回は残る二つを紹介しようと思います。

三、鶴巻は昔は落幡といったのだが、それ以前は米が良く取れることから「稲取りの里」といった。善波太郎の射落とした旗がひらひらと遠くに舞い落ちるのを取りに追ったので、それ以後稲取りの里が追旗(おいはた)の里となり、追旗がいつの頃か落幡になった。

鶴巻の街並みと田園風景
鶴巻の街並みと田園風景

四、(藤沢市域に伝わる伝説)中将姫(ちゅうじょうひめ)という姫が織り上げた旗が津久井方面から飛んできて八菅(はすげ:現在の愛川町)に落ちた。この八菅は修験者たちの道場であり、その行者たちが総出で祈ると旗は再び舞い上がりしばらくするとある所に落ちた。その落ちた所に「落幡」と名がつき、あまりにも立派な旗であった為日向薬師(ひなたやくし:現在の伊勢原市に所在)に寄進することとした。

 鶴巻の伝承ですが、なんと藤沢に伝わるものにまで落幡の名前が出てきます。古くより人々の往来が活発であったことを伺わせます。

 さて、前回鶴巻の“ルーツ”と“姉妹都市”を発表すると申し上げましたが、それはズバリ…


平塚の岡崎(おかざき)です。


 落幡の「おちはた」は元々「遠服」と書きました。「おち」とは「遠い」という意味の古語で「おと」とも言います。これは「おととい」の「おと」と同じです。(因みに「おととい」は「おと・つ・ひ=(昨日より)遠く・の・日」の変化した形です。現在でも「おとつい」と語源に近い発音をする地方があります。)

 そして、「はた」は岡崎にある「大畑(おおばたけ)」に由来するとされています。こちらも古くからある地名で、かつては「大服(おおはとり)」と呼ばれていました。この大服から分村して出来たのが「遠の大服(おちのおおはとり)」、つまり「離れた所に新しく出来た大服」の意味の名をもつ「遠服=落幡」なのです。

 因みに、岡崎には「丸島(まるしま)」という集落があり、こちらは鶴巻の「根丸島(ねまるしま)」との関連が推測されます。(詳しくは「おおねの語り部 第十回『とある根丸島の古代集落』」)をご覧ください。

 次回の語り部は6月29日です。何を書こうかな…とちょっと迷ってますφ(・∀・;)

 ではまた!


バックナンバー
第十五回『落幡ってどんな場所ですか?(前編)』
第十四回『矢名八窪(南矢名編)』
第十三回『矢名八窪(北矢名編)』
第十二回『おすわさんと諏訪ノ沢』
第十一回『ヒブリとあからしの頃』
第十回『とある根丸島の古代集落』
第九回『横井戸のおはなし』
第八回『大根地区に眠る「塩」の地名・その二』
第七回『大根地区に眠る「塩」の地名』
第六回『南矢名の宿場町・宿矢名』
第五回『北矢名にあった幻の寺院・長昌院に迫る!』
第四回『武将・真田与一と真田城』
第三回『谷戸の街・真田』
第二回『南矢名の景勝地・烏啼』
第一回『一本橋の堰と烏啼の堰』
新コーナー始まります!
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