2011.05.18 Wednesday 00:00
 おにぎりです。前回に引き続き“矢名八窪(やなはっくぼ)”の南矢名(みなみやな)編をお送りいたします。

・桂窪(かつらくぼ)
 …南矢名のうち、四丁目と五丁目の境を中心にした地域です。「カツラ」は崩れやすい地形をいう言葉で、「崩れやすい窪地」の意味と推測されます。

(余談ですが千葉県勝浦(かつうら)市や和歌山県那智勝浦(なち−)町の「勝浦」なども同じ語源といわれています。)
 現在では地名としては消失してしまいましたが、かつらくぼ児童遊園地(公園)や大根小学校の雅称「桂が丘(かつらがおか)」にその名前を残しています。

桂久保
桂窪あたり

・北久保(きたくぼ)
 …南矢名西部の下大槻(しもおおづき)に近いエリアで、東名高速と小田急線に挟まれた集落です。

 南矢名と下大槻の境になっている曽屋道(そやみち)という街道の北側に位置することからの名称と思われます。
(曽屋道はかつてこの近辺のメインストリートとされた街道です。第六回『南矢名の宿場町・宿矢名』もご参照ください。)

北久保(南矢名)
北久保あたり

・平内久保(へいないくぼ)
 …南矢名のうち、小田急線と東名高速が交差する地点の北側にある集落の名前です。宿矢名自治会が設置している看板にも記載されています。

 地名の由来はこれといった決め手になる説は導けませんでしたが、粘土をあらわす「ヘナ」+窪で「粘土質の土壌の窪地」の意味、
あるいは平家出身の内舎人(うどねり:天皇の身辺警護にあたった役職)に由来する男性名の「平内(読みは同じ)」に由来するかもしれません。
(こちらも余談ですが、藤原氏出身の内舎人は後に「内藤(ないとう)」という姓の語源となりました。)

自治会看板
宿矢名自治会の案内看板

 前回と今回の二回に分けて「矢名八窪」をお送りしました。そこから大根地区の人々は集落を築く場所をよく見極め、住みよい場所を見出していたことが読み取れます。

 次回は6月1日です。衣替えの日ですが、語り部もなにか着替えてみることは…なさそうです。ではまた!\(^o^)/

バックナンバー
第十三回『矢名八窪(北矢名編)』
第十二回『おすわさんと諏訪ノ沢』
第十一回『ヒブリとあからしの頃』
第十回『とある根丸島の古代集落』
第九回『横井戸のおはなし』
第八回『大根地区に眠る「塩」の地名・その二』
第七回『大根地区に眠る「塩」の地名』
第六回『南矢名の宿場町・宿矢名』
第五回『北矢名にあった幻の寺院・長昌院に迫る!』
第四回『武将・真田与一と真田城』
第三回『谷戸の街・真田』
第二回『南矢名の景勝地・烏啼』
第一回『一本橋の堰と烏啼の堰』
新コーナー始まります!
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